本当に家って必要?

家つくり

こんにちは、日向夏です。

あなたが家を建てようと決めたのは、何がきっかけでしたか?
結婚して家族が増えた、子供が成長して部屋が必要になった、両親と同居を考えたなど、生活環境の変化で考えることが多いですよね。

私もある理由で部屋が必要になり、家を建てようと決めました。
理由は【家を建てよう!何から始めるの?】で書いています。
え!?そんな理由で?って驚くかもしれません(#^^#)

でも家を建てると、長期間の住宅ローン返済が始まるから、家族旅行や外食も少なくして節約しながら生活しないといけないし、楽しく生活できるのかなぁって考えますよね。

やっぱり家を買うのはまだ先でいいかな~

今、家を買うことに迷っている方のために、
ここでは、本当に家って必要なのか考えてみたいと思います。

家(一戸建て)には、注文住宅建売住宅がありますが、私は注文住宅で建てましたので、その目線で書いています。
(建売住宅を選ばなかった理由は、下記のほうに書いています。)

持ち家のメリット・デメリット

家を買った時のメリット

まず、家のメリットを考えてみましょう。

  • 庭があると自由に使える。
  • デザインや設備機器など自分の好きな物を選べる。
  • 駐車場がタダ。
  • 多少の音を出しても周囲に迷惑をかけない。
  • 土地と家は資産となり売却や賃貸として活用できる。
  • 老後の生活の負担が軽くなる。(住宅ローンが終わったら)

家を買った時の良いところは、自由にできるということでしょうか。

庭があれば、夏はプール遊び・ボール遊び・BBQ(バーベキュー)や、
家の中での楽器演奏も、多少大きい音でも気にすることもなくできます。

集合住宅の時は上下、左右に住んでいる人の目や耳を気にしながら、
トラブルにならないように生活していました。

新型コロナウイルス感染症で外出自粛時には、庭にレジャーシートをひいて寝転んだり、アウトドアチェアを出して、新鮮な空気、風、太陽の光を感じ、空を眺めるだけで気分転換になります。精神的にも安心できますね。

注文住宅になると、住宅設備、家電機器を自由に選ぶことができます。
家電機器もたくさんの機能がついた製品が発売されて便利になるばかりです。

年齢を重ねるごとに、これまで簡単にできていたことが”めんどくさい”と感じることも多くなります。理想の老後は、高齢になるほど新しい生活家電を使って老後の生活をラクに楽しく過ごしたいなぁと考えています。

家の間取りや外観も好きなデザインにできます。
クロス(壁紙)や照明器具、床やドアなどの建具なども好きな色・模様・形を選べるので、
これから始まる生活が楽しいものになるのは間違いありません。
(家の構造計算上、変更できない所もあります)

そして、駐車場代も無料です!賃貸の時などは車を所有していると必ず駐車場代を払っていましたが、その支払いが無くなります。駐車スペースを広くとれた時は、車が増えても無料なので子供が大人になり車を購入したときも安心して駐車することができますね。

家を買った時のデメリット

次に、家のデメリットを考えてみましょう。

  • 簡単に引っ越しできない。
  • 長期間の住宅ローン支払いが始まる。
  • 家・庭・外まわりの掃除や修理は自分でする。
  • 固定資産税などの税金を支払う。
  • 老後に広い家を持て余す。
  • 数十年後にリフォームをするので費用がかかる。
  • 地区の自治会への入会。近所の人とのつきあいがある。

家を買ったことで悩むところは、
土地・家を購入すると簡単に引っ越しできないことです。

ご近所トラブルや仕事の転勤で、別の場所に変わりたいと思っても簡単にはできません。
家をそのまま放置しておくと家・庭が荒れたり、不審者が入り込まないかなどの心配やなど住んでいなくても管理が必要となってきます。
さらに住宅ローン返済が残っている場合は、家賃の二重支払いになってしまい、お金が無駄になります。

家に長く安心して住み続けるためには、どうしてもリフォームメンテナンスは必要になります。特にリノベーションとなると、かなり高額になるので貯蓄もしておかなければなりません。
リフォーム・・・住宅内部の改装。間取りの変更や外回りの模様替など。
リノベーション・・・リフォームよりも大規模な改修工事の事。

子供が家を離れると、部屋を持て余してしまいます。
二階建ての場合は、老後になると階段の上がり下がりがきつくなってきます。

家を建てると地区の自治会に入るよう勧められます。
自治会では地区の清掃・防災訓練・お祭り・運動会・子供会・その他多数の活動しているところが多くあります。人付き合いの苦手な方は迷いますよね・・・。

生活していく上で最も大切なのがゴミ捨て
地域によっては自治会に入会しないと、ゴミ収集所に捨てることも許されない所もあるようです。
(今は新型コロナウイルスのこともあり、集会や行事なども少ないことでしょう。)

建売住宅を選ばなかった理由

建売住宅の展示場にもたくさん観に行きました。
土地と建物がセットになっているので、契約の手続きも早く済みそうでしたし、月々支払額が家賃よりも安く設定されているところが多く、とても魅力的でした。

好条件でしたが、建売住宅を選ばなかった理由は、

  • 希望していた外観・間取りがなかった。
  • キッチン・浴室など設備機器が決まっていた。
  • 近所の家との距離が近かった。

建売住宅を見学したことで、間取りや外観、キッチンや浴室など形・色・広さを自分達で決めたいという気持ちに気付き、私達には注文住宅のほうが満足できると考えたからです。

みなさんも自分がどちらが合うか、いろんな視点から考えてみてくださいね。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリット

では、賃貸のメリットを考えてみましょう。

  • 引っ越しがしやすい。
  • 収入に合わせて家賃を変えることができる。
  • 建物や設備などの修理負担がない。
  • 階段や駐車場などの周辺の掃除はしなくてよい。
  • 働いている会社によっては家賃の補助などもある。
  • ご近所とのつきあいがない。

賃貸の良いところは、引っ越しが自由にできるところです。
引っ越し費用はかかりますが、ご近所トラブルや職場や学校の近く、新築のアパートやマンションができた時など、不動産会社で手続きを済ませれば、すぐに引っ越しできるは魅力ですね。

廊下や階段などの共同使用場所は、設備関係の交換・修理など不動産会社に連絡すれば、業者の方が来てくれます。料金などかからない所が多いので安心です。

清掃関係も、建物周辺やエントランスなどの共同使用場所も、不動産会社が掃除業者と契約していることが多いので、住んでいる人は何もしなくても大丈夫です。外回りがきれいに掃除してあると、友達が遊びに来た時も気持ちよくお迎えできますね。

賃貸などは仕事で転勤が多い人もいるので、自治会へ加入していない方が多いです。
集合住宅専用のゴミ捨て場所があるので安心です。

賃貸のデメリット

次は賃貸のデメリットを考えてみましょう。

  • 他人の生活音が気になる。
  • 部屋のリフォームなど変更できないところが多い。
  • 不特定の人が出入りするので防犯面で心配。
  • ずっと家賃を払い続ける必要がある。
  • 引っ越しするときは修繕費などはらう場合がある。

賃貸で生活する上で悩むところは、騒音トラブルが気になるところです。
テレビや音楽、子供が部屋の中で走っている足音、夜の洗濯や掃除機の音・ドアの開閉など、生活する上でどうしても出てしまう生活音。みんなが同じ時間帯で過ごしているわけではないのでストレスになることも多くあります。

部屋のリフォームなども勝手に変更できないところが多いです。
仕切壁が無ければ部屋が広く使える!と思っても、改装するには不動産会社に連絡して許可をもらわなければ工事ができません。
勝手に変更すると、部屋を出るときに原状回復のため工事代金の請求がくることもあります。

防犯面では、集合住宅にはいろんな人が住んでいるので、知らない人と廊下や階段ですれ違うことも多くあります。
女性の一人暮らしや子供がいる家庭では、とても心配する環境でもあります。

私がアパートで生活している時、近所の子供達が休日や放課後に集まって、駐車場で遊んでいるのをよく見かけました。近所に公園などがない地域では、平日の昼間は駐車場が空いているのでボール遊びなどで車に傷がついたこともありました。

かかるお金と老後の安心

将来かかるお金は、正直はっきりとした金額は計算できません。
それは、いくらの家を建てるのか、いくらの家賃の部屋に住むのか、家族の人数・収入の違いなど生活環境が人によって、それぞれ違ってくるからです。

しかし、どちらを選んでも必要なお金というのはあります。
持ち家と賃貸、この先どんなお金がかかるのか確認してみましょう。

かかるお金

持ち家の場合は、住宅ローン返済のほかに固定資産税などの税金の支払いや、安心して住み続けるためのメンテナンスやリフォームの費用が必要です。自然災害の多い日本では、火災保険や地震保険など住宅用保険に加入していたほうが良いでしょう。

賃貸の場合は、家賃のほかに、駐車場代や共益費、契約更新料などがあります。
賃貸の住宅保険は、建物の保険は不動産会社または大家さんが加入しているところが多いので、入居している人は家財保険に加入していたほうがいいでしょう。

毎日の生活費は、生活の中身で変わってきます。
子供の成長や教育にかかるお金、旅行や外食など家族と楽しむためのお金、何もしなくても生きていくために必要な水道・電気・ガスなどのお金はかかります。

この他にも地域や環境によっては、かかるお金が増える場合もあるので親や友達、知り合いなどに聞いてみるのもいいですね。

老後の安心

持ち家の場合は、住宅ローン返済が終わると土地や建物は個人の資産となり、その後は食費や生活費などで負担が少なく生活することができます。

収入が年金だけになった場合、子供と同居したり、売却したり、家を賃貸して収入を得たり、土地・建物の活用ができ、利益となる場合もありますよ。

賃貸の場合は、支払ってきた家賃は、そのまま消えていくお金となるので資産として残りませんが、建物の修理やメンテナンス費用などはいりません。
退職金など貯金に余裕がある場合は大丈夫でしょう。

収入が年金だけになった場合は、家賃支払いの割合が多くなります。
そうなると生活費や食事に使えるお金が少なくなるので、年収に合う家賃の部屋に引っ越しすることとなります。

しかし、高齢になるほど賃貸契約や身元保証人などの手続きが困難になってきます。
最悪な場合は契約の更新ができない場合もあります。その場合は、子供や親せきなどに保証人をお願いすることになります。
退職金も将来の家賃として支払うことになるので大切に貯蓄しておきましょう。

住宅ローンの借り入れ

住宅ローンの返済は、一番重要で頭を悩ませる問題ですね。

・いくらお金を借りれるのかわからない。
・支払期間を短くすると、毎月の支払額が多くなる。
・賞与(ボーナス)を住宅ローン支払いに入れるのか入れないか。
・夫や妻の収入がこの先どうなるか心配。

多額の借金をちゃんと返済していけるだろうか・・・。
金融機関からお金を借りるときは、とても心配になりますよね。

家を建てる土地がある人は、建物だけの金額を借りれば良いですし、親と同居する人は、リフォームやリノベーションにかかる金額を親から多少援助してもらえたりするので、借りる金額が少なくおさえられる場合もあります。

でも、不安ばかりではなく良い点もあるんですよ!
住宅ローンは他のローンと比べて、税額の控除などメリットもあります。

・金利がかなり低めに設定されている。
・契約と一緒に生命保険(団体信用生命保険)の加入がある。
・住宅ローンの残高に応じて税金が控除される。(住宅ローン控除)

金利には種類があります。
  ・固定金利期間選択 ・変動金利 ・固定金利が選べます。
各金利についての説明は難しく、間違ったことを言うと迷惑がかかるので、詳しい内容は金融機関の人に聞いてみてくださいね。

住宅ローンの生命保険には亡くなった時に加え、病気の時や配偶者の病気などにも手厚い保険があります。もしもの時など、状況によっては残高が0円になることもあります。

税金の控除とは住宅ローン控除のことで、年末のローン残高の1%が所得税と住民税の一部から控除されます。期間はローン開始から10年間です。
消費税10%の住宅の場合は、控除期間が13年に延長されています。
控除をうけるには適用条件がありますので、金融機関に相談してくださいね。

住宅ローンの借り入れには年齢制限があります。
貯金をすることも大切ですが、年齢も考えていたほうがよいでしょう。(下記に詳細あり)

まとめ

持ち家と賃貸、両方ともメリット・デメリットがありました。
どちらが正解とはありませんが、将来の収入や家族の状況など、これからの生活を想像して自分はどちらが合っているかを考えて選ぶことが大切ですね。

【大切】
上記にも書きましたが、住宅ローンの申し込みできる年齢は決められています。
借入金額を少なくするために貯金を頑張っている方も多いと思います。
貯金ができた!さあ家を建てよう!
と思ったときに、借入時の年齢が高い場合は借入期間が短くなってしまうということもあります。

~ちょっと詳しく解説~
住宅ローンを調べていくと、よく聞くことの多い「フラット35」。
フラット35では最長借入期間が35年と決まっています。

申込時の年齢は70歳未満。完済時の年齢は80歳となるまでと決まっています。
借入期間は15年以上から契約できます。

申込時の年齢が70歳未満って、意外と年齢が高くても大丈夫なんだ!って思いませんでしたか?
しかし、高齢で住宅ローンを申し込みする場合は借入期間に注意しなくてはいけないのです。

年齢が50歳9か月の場合は、1年未満切り上げとなるので51歳で計算します。
借入期間を35年で契約する場合は、44歳11か月までに申込みをしないと徐々に返済期間が短くなっていくようです。

例えば、申込み年齢が50歳だった場合、完済年齢が80歳までなので
   80-50=30・・・よって借入期間は30年となります。

最長の35年で支払いを計画していたのに、実際は30年でしか契約ができなかったいうことにならないために気を付けてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました